2011年10月27日木曜日

アクセント

複数の語を文として一続きに発話して意味的にひとまとまりとすることで、語が単独したときの高低のパターンと異なったものになることを準アクセントと言う
 前部が平板式:後部1拍目の「低」が、前部に続いて「高」になり、1拍目から2拍目への上がり目はなくなる。後部の下がり目は変わらない。
 前部が起伏式:後部1拍目の「低」はそのままで、1拍目から2拍目への上がり目がなくなり、2拍目も「低」になる。後部の下がり目は残り、その後ろの「低」はさらに低くなる。
 アクセント節の中で上がり目は消えることがあっても、下がり目は消えない。と言うわけ、アクセントの本質的な部分は下がり目である。
 用言、複合語のアクセント
 動詞:動詞のアクセントは、平板式か、後ろから2番目の拍がアクセント核になる。
    アクセント核がなるべき拍が特殊拍(長音、促音、撥音)やそれに準ずる母音拍、無母音拍のときは、アクセント核が前にずれることがある。                     母音無声化は、無声子音に挟まれた狭母音イ、ウが、声帯振動を伴わなくなる現象と言うことである。句頭の中母音、広母音でも、無声化が生じることもある。
 形容詞:動詞と同様、平板式化、-2拍目がアクセント核になる。
     母音拍や、無声化母音がアクセント核になるとき、アクセント核が一つ前にずれることがある
 複合名詞;後要素の名詞によってアクセントの型が決まる。後要素の元のアクセント型が、中高型以外のものの場合、後要素1拍目がアクセント核になる。後要素が中高型の場合、後要素の元の核の位置を保つ傾向が強い。
 語+接辞類:「~課」「~語」「~側」「~組」などは平板式になる。「~機」「~市」「~館」「~券」「~学」などは、後要素の直前の拍がアクセント核になる。前部の最後の拍が特殊拍いや母音や無声化母音拍の場合は、アクセント核が一つ前にずれる。

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